声の持ち主は

妻島虎弥(サイジマコウヤ)。

虎弥君のうしろには

虎弥君に隠れるように

鷹野雅文(タカノマサフミ)

がたっていた。

二人とも同じ中学で、同じ高校。

「“ひっ!”て…

相変わらずうなちゃん

ひ・ど・い!」

そういいながら

私の首筋を撫でる。

「きゃあ!「ぎゃっ!」

私の叫び声と、

虎弥君の悲鳴が重なった。

「てめぇ、うなに

手ぇ出すんじゃねぇよ?」

「れーか、やめなよ。

こーちゃん弱いんだから」

そういったのは雅文君。

「おっふみちゃんぢゃん。

メール、ムシんなよ」

「ごめんごめん、笑

てかれーか会いかったぁ」

れーかに抱き着き

キスをしようとしてる…

「やめろよ、

こんな所でっ///」

そう。れーかの彼氏は

雅文君だ。

唯一れーかが甘える人。