「ひどいな、こりゃひどい」

とれーか。

「うな、よくがんばった〜」

「れーかぁー泣」

私はれーかにだきつく。

「うな、男嫌いなのは

わかったけど、たまには

いいやつもいるんだよ?」

れーかは私の頭を撫でながら

ゆってくれた。

(ちなみにまだ電車の中

これって結構迷惑!?)

「例えば、俺とか?」

突然男の声がする。

「あっ」「ひっ!」

(言わなくてもわかると

思うけど、“あっ”が、

れーかで、“ひっ!”が

私!)