しかも、しっかりそれを見られてしまって、透夜の手が止まる。
「何で、赤くなるんだ?」
「・・・ごめん。ちょっとドキドキしてます」
「それは、悪かった」
丁寧に、着せてくれようとしていたのに、肩に、かけてくれて、手を離す。
「あの、いちいちオレなんかに反応しないように」
透夜は平然と言う。
あたしは、恥ずかしくて目をそらす。
「だから、ごめん」
「・・・いや、オレが気をつける。それ、着て?」
「うん」
あたしは、パーカーを着る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…