「学校の帰り。
前川に抱かれていたが、
何かあったのか?」

「先生見ていたの?」

「嫌。見えたから・・。」

私は全てを話した。

「そっか。
戸田と前川が・・・。」

「うん。
メイは好きになっていた。

けど前川君が私の事を
諦めきれていない。」

「人間って可笑しな
もんだよな。

直ぐに諦める人もいれば、
諦められない人もいる。

戸田自身が乗り越えないと
いけない問題だな。」

「うん。」

すると。

「笑美!!!」

大きな声で片割れが
私と先生の所にやって来た。

私を見つけた先生が
家族に連絡をしてくれて、
片割れがやって来た。