私は家に帰らず、
公園にいた。

携帯が何度もなっても
気がつかない。

メイと前川君。

メイは大切な友達で、
前川君も友達。

だからそれ以上は
何も感じない。

「せんせ・・・。
会いたいよ・・・・。」

「会えるよ。」

振り向くと先生がいた。

「どうしたの?」

「どうしたのって。

お前家族が心配して、
何度も携帯を鳴らして、
俺の所にも掛けてきたぞ?」

私は先生に抱きついた。

私は子供の様に泣いて
先生は何も言わず、
ただ抱きしめてくれた。