(だ、駄目だ!それは!)

(でも!こんなぶつにお目にかかることは!)

(未来に希望を持て!きっと付き合う子は)

(そ、その前に…この島から生きて帰れるのか?)

そんな葛藤をしていると突然、輝の腕が捕まれた。


「え!」

思わず声が出た。

そんな輝を、下からじっと見上げる真由。

思わず目が合う2人。

掴んでいるのは、真由の手だった。

輝は自らの未来に、絶望を感じた。