「はぁ!?あんた何考えてんの!?!?バカじゃない!?!?」

「仕方ねぇだろ。ああ言うしか瑠美、守れねぇし。」


俺の返答に驚いたのか爽歌はきょとんとしていた。



「えっ?守る…?」

「ああ。…瑠美は俺と関わらねぇ方がいいんだ。」

「何で?あんたら幼なじみじゃん!」



爽歌は俺が言ったことの意図がわからなかったのかそう聞いてきた。




「俺と関わったら中学んときみたいに嫌がらせされるだろ。」

「……でも、だからって!もっと他にあるじゃん!!俺と喋んなって言うとかさ!」

「それも考えたけど無理だろ。お前みたいに大丈夫とか言いそうだし。」

「でも……。」




爽歌はまだ納得いかないようだった。






「それに泣いてたんならそれだけ落胆してるだろーし、その分怒りは大きいだろ。



俺の顔なんか見たくねぇって思ってるかもしんねぇし。てか思ってるだろ。





俺は瑠美に嫌われようが軽蔑されようがなんて思われようがいい。ただ瑠美にはあんな思いして欲しくねぇんだ。




その為なら俺はどんなに非情になったっていい。」





俺がそう言い終わると爽歌は少し間を置いて言った。