「わかるよ!だって幼なじみやもん。それに前に住んでたとことめっちゃ近いし!!」
「昔の家からの行き方わかってても今の家からの行き方をわかってなくちゃ意味ないじゃん!!」
「大丈夫やって!今の家と前の家も結構近いし!!」
「本当にぃ?なんか心配だなぁ…。」
そこであたしの話しは終わった。
後は他愛ない話しに話を咲かせ、気が付くとあたしが左に曲がらなきゃいけない四つ角に出ていた。
あたしがここで曲がる事を言おうとしたらそれよりも早く麻梨が話し出した。
「あっ!あたしこっち。」
そう言って右側を指差した。
「あたしはこっちやで。」
あたしはそう言って左側を指差した。
「じゃあここまでだね。」
麻梨は言った。
「せやなぁ。…あっ!せやあたしまだアド聞いてない!!」
もう別れるってときにちょうど思い出して、あたしは慌てて聞いた。
「そういえばあたしもまだだった!!」
麻梨も忘れていたようだった。
そしてあたしたちはアドレス交換をし終えた。
「ありがとう!!じゃあまた明日なっ♪」
「瑠美♪明日ここに集合して一緒に学校行かない?」
「いいよ!行こ行こ!!で何時にする?」
「8時でいいんじゃない?」
「OK♪んじゃ8時なぁ。」
明日の約束をしてあたしたちは家に帰って行った。