「お前、「お前じゃない!!!亜依!」」
自分でも声の大きさにびっくりした。
「…わりぃ。亜依、こっち座れよ。」
あ…。
私はずっと入り口に立って、鬼我利を見つめてたらしい。
静かだと思ったら、鬼我利の隣にすでに座っていた尚人君は大の字に寝て爆睡してるし。
「こねーなら、俺がそっち行く。」
こっちきて2人で屋上に立ってたらきまづいだろーが。
ゆっくりと鬼我利に近づて腰を下ろした。
なんだか
隣に座ると安心した。
さっきまで大嫌いな人間だったのに。
今は、こんなにそばに居て安心する。
人の気持ちって、変わりやすい。
矛盾している。
都合良いと思う。
そう思うのは私だけ?