「名演技、ご苦労様…有紀さん…」

「えっ！？」

ジョーが有紀にそう言うと目の前で真っ青な顔で倒れていたはずの志村博司が起き上がった…

「…な、なんで…」

「なんで？ってなんですか？貴女の彼氏が無事だったんですよ。素直に喜べばいいじゃないですか…」

「…よ、喜べるわけないでしょ！？完全に心臓止まってたのよ！睡眠薬の飲み過ぎで！！」

「…へぇ、そうなんですか…志村博司さん…あなたの心臓、止まってましたか？？」

「…いいえ、全く。」

「そ、そんなっ…だってそのビンには…！！」