「…ザァァーッ…」

「ブルルルル…シャーーッ…」

ジョーはひと仕事を終えて愛車のNSXを雨の中、走らせ事務所とは逆方向へと向かっていた…

「…ふぅ…」

(…雨の日は以前は腹部の痛みを伴い嫌だったが今では嘘のようだ…)

ジョーは大きくひと息着きながら雨の公道に心を通わせていた…

時計の針は午前2時を回っていた…