「だから、あなたに興味があったのよね。どうしてそこまで人の気持ちを動かせたのだろうって。

でも実際に関わって分かった。その理由がね。同時にあなたはある意味水絵さんと同じじゃないかとも思ったの」

「水絵さんと?」

 あたしはその名前が出てきてドキッとする。

「多分、あなたは続かないって思った」

「え?」

 今までどちらかと言えばあたしを褒めるような言葉が続いた気がする。

 どうしてそんな話に突然なるのか分からなかった。

「普通にやればね。でも、やり方によっては続けていくこともできるとは思う。だから、あなたが本気でやりたいなら、私も全力でサポートするわ。でもね、それには覚悟が必要になる」

「やり方って?」

 あたしの胸がどくんと高鳴った。