――――…‥‥

――…‥






「ユイ…―?」

「……!」



もうすぐでQクラスのある建物に着くと思ったとき、ふと前方でした声に胸が詰まった。


顔を上げなくてもすぐに声の主はわかった。

会って最後に謝りたくてそのためだけにここまできたんだから。

涙があふれそうになるのを我慢しながら振り返った。



「リュウ…ッ……」




もう何年も会っていないかのような気分だった。


喉の奥がつまって上手く喋れない。
何か話さなきゃ…
わかってるのに。


ごめん…だけでも



「あのね…ッ…あたし




―ドクン


……ッ!!」




するとリュウの顔を見た瞬間、突然胸が格段と苦しくなった。

今までの痛みとは違う。
全身が脈打つような感覚。




「……はぁ…はぁ…ッ」




膝をついて喉を押さえながら必死に呼吸をしながら酸素を取り込もうとすると、リュウが不審に思ったのかあたしの肩を掴んだ。



―ドクン…!



「…ユイ?」

「…リュ…ウ」





ヤ メ テ サ ワ ラ ナ イ デ





「顔色…悪いけど」


―ドクン…!



シャ ベ リ カ ケ ナ イ デ