「きやぁぁあぁあぁ!!!遅刻!!!」


「ほらッ!」

俺に続いて3人が
顔を出す


「あ…」


向こうから
全力で廊下を走る少女


工藤 愛桜 (クドウ アリサ


元気で明るい奴!!
髪の毛は金髪に近く
とても長くて
ハーフっぽいととのった顔
身長は小さい
幼稚園まで大阪にいた
幼馴染み



愛桜の声に気付いて
ひょいっと廊下に顔を出した担任


「あかんーッ!!!遅刻やぁー!!!」

愛桜は教室に向かって一直線



「んぁッ!!工藤!!おまっ……!!」

先生を見事にぶっ飛ばして

教室に入った愛桜

「よっしゃ!!セーフやぁ!!」

「あはは!セーフ02!」

「蒼太と一緒ぢゃん」

「おはよー愛桜!」

クラスの奴等が次々に
笑いだす

「皆おはよー!先生まだやしセーフやな」

「ばーか!アウトだょ!」俺は愛桜に言った

「あっちゃ~…ほらそれ」

郁が愛桜の後ろを指さした


「えっ?…」


愛桜がゆっくり振り返る

「くぅ~どぉ~!!!」

「きゃあぁぁぁ!!!!妖怪やぁ!!!」


「誰が妖怪ぢゃ!!お前も今日残って掃除しろ!!」

「そんなぁ~かんにんしてやぁ~!」

愛桜はガックリしていた