『わ…私…先輩に…!?』


「抱きしめちゃった」


かわいい先輩の声…



すぐ横でする…


大スキな声…




『夢…じゃない?…こんな…幸せ…ありえない』



私は,頭の中がパニック状態…



「せ…先輩!」


「ん?何?」


「これ…夢…じゃないですよね?」


「ぷっ…なんだよ!」


ひぃ!

わ…笑わないでぇ!


近すぎて,おかしくなっちゃうから!!!



「だ…だって…」


「つーか…夢じゃ困る…」


「へ?」



「夢だったら…オレ…困るもん」


「…私も…」