「せ…先輩!」



「んー?なんだ?アイスならあげないよ?」



「そ…そーじゃなくって…」



ヤバい…


顔見らんない…


きっと私…真っ赤なんだろうな…



「どした?」


「そ…その…た…体育…祭終ったら…」


「終ったら?」



「は…話が…」


「おっ♪オレもあんだよ♪」




…えっ?



先輩も?



「じゃあ…約束な!」



先輩は右手をだして小指を立てた…



小指なのに…


おっきいんだあ…



私はその指に自分のを絡ませた…




「はいっ!じゃあ…言わなかったらあ…バツゲームね!」




バツゲームだって…


なんだっていい…



先輩と…



笑っていられるならば…



どんなことだっていい…