先生も採点に戻っちゃったし、せっかく話そうと思ったことも話せないし198タイミング悪すぎる。
「日野先生、」
198が先生に話しかける。198の手には何かの雑誌。
「ここ、天宮と行ってみたら?」
198はニシシシシと嫌らしい笑い方をしながら雑誌のあるページを指さして先生に勧める。
「…杉原先生、からかうのはやめて下さい。俺、こういうのダメなんで…」
先生は顔を歪めて首を横に振る。気になった私は二人の近くへ行って雑誌をのぞく。
「恋の心霊すぽっと…?」
「そ。天宮、日野先生とここ行って『先生こわぁい』とか甘えて来いよ!!」
私は悟った。こいつ私達のこと完璧馬鹿にしてんな、と。
「杉原先生、馬鹿にしないでくださいよ!!!」
「馬鹿になんかしてないよ~?なんせ今人気のスポットらしいから気になってさぁ。誰か確かめて来てくんないなって思っただけだよ。」
「ただの興味本位じゃん!!」
「莉玖、杉原先生だって一応先生なんだから口気をつけて。」
「おい日野、一応ってなんだ一応って!!!」
まあなんだかんだ仲の良い私達は毎回こんなくだらない話で盛り上がる。
「日野先生、」
198が先生に話しかける。198の手には何かの雑誌。
「ここ、天宮と行ってみたら?」
198はニシシシシと嫌らしい笑い方をしながら雑誌のあるページを指さして先生に勧める。
「…杉原先生、からかうのはやめて下さい。俺、こういうのダメなんで…」
先生は顔を歪めて首を横に振る。気になった私は二人の近くへ行って雑誌をのぞく。
「恋の心霊すぽっと…?」
「そ。天宮、日野先生とここ行って『先生こわぁい』とか甘えて来いよ!!」
私は悟った。こいつ私達のこと完璧馬鹿にしてんな、と。
「杉原先生、馬鹿にしないでくださいよ!!!」
「馬鹿になんかしてないよ~?なんせ今人気のスポットらしいから気になってさぁ。誰か確かめて来てくんないなって思っただけだよ。」
「ただの興味本位じゃん!!」
「莉玖、杉原先生だって一応先生なんだから口気をつけて。」
「おい日野、一応ってなんだ一応って!!!」
まあなんだかんだ仲の良い私達は毎回こんなくだらない話で盛り上がる。