あれから一体どの位経ったのだろう・・・





蔵の中は真っ暗で今が夜なのかそれともまだ昼間なのかが全く分からない。




暫くぼーっとしているといきなりギギーっという音が聞こえ、蔵の扉がゆっくりと開いた。




するとやっと治まった心臓のがまた不規則な音を立て動き始めた。







「山内?おるんか?」






「く・・・るな・・・」






「何んや、こんなとこにおったんかい。」





「来るな・・・」





「?山内?どないした?」





「来るな・・・来るなぁっ!!」






気がつくと叫んでいた。