「くくく、哀れなもんだな。吉田様に逆らわなければ無駄死にしなくて済んだのにな。」
そんな声がして上を見てみるとそこには両親の血で染まった刀を懐紙で拭っている男がいる。
「どういうこと・・・・?どうしてっ!!どうしてよ!!」
「ふっ、怨むんなら自分の親を怨みな。お嬢ちゃん」
男はそう言うと気味の悪い笑みを浮かべる。
「お前も死んでもらうよ。」
男はそう言うと拭いたばかりの刀をもう一度振り上げ凛目がけて勢い良く振り落とした。
ダメだ・・・・殺されるっ!!!
ぎゅっと目を瞑り痛みが襲ってくるのを待つ。が一向に痛みが襲ってくる事はなく不思議に思いぎゅっと瞑っていた目をそっと開ける。
「っ!!正宗(まさむね)っ!!!」
凛の目に飛び込んできたのは凛を庇い斬りつけられた弟の姿。
「ね・・・姉様・・・・」
「正宗、正宗っ!!」
何度も名前を呼んでも反応がない。そして徐々に三人の身体から暖かさが失われて行く。
そんな声がして上を見てみるとそこには両親の血で染まった刀を懐紙で拭っている男がいる。
「どういうこと・・・・?どうしてっ!!どうしてよ!!」
「ふっ、怨むんなら自分の親を怨みな。お嬢ちゃん」
男はそう言うと気味の悪い笑みを浮かべる。
「お前も死んでもらうよ。」
男はそう言うと拭いたばかりの刀をもう一度振り上げ凛目がけて勢い良く振り落とした。
ダメだ・・・・殺されるっ!!!
ぎゅっと目を瞑り痛みが襲ってくるのを待つ。が一向に痛みが襲ってくる事はなく不思議に思いぎゅっと瞑っていた目をそっと開ける。
「っ!!正宗(まさむね)っ!!!」
凛の目に飛び込んできたのは凛を庇い斬りつけられた弟の姿。
「ね・・・姉様・・・・」
「正宗、正宗っ!!」
何度も名前を呼んでも反応がない。そして徐々に三人の身体から暖かさが失われて行く。