突然、激しい咳が私を襲いひときは激しい咳がでた後、胸が焼けるように熱くなり口からは大量な血を吐いた。



「まさ・・・むね・・・」




霞む瞳で正宗の姿を捉えようと必死で正宗の姿を探す。けれど正宗はいなくなっていた。


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「・・・ん!!り・・・・ん!!凛!!」



目を覚ますとそこには心配そうな顔をした山崎と近藤・土方がいた。




「おい!!凛、何ぞあった・・・うおっ!!」




山崎の問いかけを無視しその胸に思いっきり飛び込む。




「おい・・・どないしたんや?」




明らかに様子がおかしい凛を見てそこにいた三人が困惑の色を見せる。




「凛?」




「・・・いなくならないで・・・・もう・・・一人ぼっちは嫌だ・・・。」




か細い不安の色を見せた凛の声。




今、三人の目の前にいる凛はいつもの強気な凛ではなくただただ何かに怯え、震え続ける凛だった。