「ち…違います!!何も言われてなんか……」

「じゃあ、なんで急にこんなこと、するんだよ!」


先輩の大きな声に、私はビックリして口を固く閉じた。



私と先輩の間に重く静かな空気が流れる。


すごく…
すごく長い時間のように感じた。






「匠……?」


暫くして、空気を変える言葉が私の耳に届いた瞬間、私は胸がまた痛むのを感じた。