「あの…、3年生で、生徒会の経理を担当している葛城 亜子先輩ですけど……」

先輩よりも私の方が知ってるみたい…。


これじゃあ、先輩のことをタジタジにさせられないじゃん。


「生徒会経理…?あぁ、葛城って女だった気がするな…。」


えっ!うろ覚え!?
彼女なのに??


「まさか、その女の言ったこと…鵜呑みにしたわけ?」


「鵜呑みも何も…本当のことなんですよね?」


だって威圧感溢れる生徒会室の中で葛城先輩に言われたんだもん…。