あれから二日に一回は…朱里の帰りが遅くなった…。



「今日は何処言ってたんだ?」


「……友達の家よ」


「友達って…男か?」


「…え、ええ。そう」



いつまで嘘付いてるつもりだ。嘘を付く時のお前はわかる。



俺の目を見ようとしない上に、嘘付いてますって顔に出てる。



嘘だと気付いてても黙ってる俺も俺だけどな。嘘付く姿のお前が可愛くて仕方がない。