俺は海雅に
「ついて来んな」
とだけ言って店を出た。
ズキズキした
気持ちで薄暗い道を歩いて
高級マンションみたいな
建物が見えてきた。
確かここだったはず…
俺は高級マンションに入り
よく俺のホストクラブにくる女に会うことにした。
誰でもいいから
このズキズキした気持ちをなんとかして欲しかった。
インターホンを鳴らして
少ししてから
扉があく。
扉の隙間から少し顔を出して俺を見る。
「あれ?淳じゃん…
どうしたの?」
俺はあんまり
他の女のところに行ったりしないから
びっくりした顔で見てきた。