次の日学校に行くと、あたしのクラスが騒がしい。

朝からうるさいクラスだなー。

「おはよー。」

「あっ、柚葵菜~」

龍がニヤニヤしながら話しかけてくる。

「なっ、何でしょうか?!」

口パクで『つ・か・さ』って…

「わー!!やめてよっ見られたらどうすんの!」

「へへへ~♪」

龍のくせに!龍のくせに~!!

「ねー龍ー」

うっわ、司…

最悪のタイミングで、もう!

龍はちらちらこっち見てるし!

「―――だよな!柚葵菜!」

「へ?」

聞いてなかった…

「なんて?」

「だーかーら!お前の好きな人このクラスだよな!」

「ばっバカ!!!好きな人とかい・・るけど…このクラス…だ…けど!!!!」

自分のバカ!

「そなの?誰?」

あー、どうしよう…