「よしッ…じゃあ、マイ、入るよ?」

「ぅ、うん…」


あたしとマイは、扉からそっと顔を覗かせた。
体育館内に入ると、館内にいた部員や監督があたし達2人に視線を集中させた。
もちろん、美紗達も。


ど、どないやねん…この射殺されそうな視線…
まぢ心臓に穴開きそうだわ…(*_*汗)


その時、監督があたし達の方へ歩み寄ってきた。

「おぉ!ハル、マイ!!
どこ行ってたんだ?
さっき美紗子達が探しに行って…」
「あのッ!…監督、お話が…あって…」

「?」

「ここじゃアレなんで…外でお話出来ますか?」

「あ、あぁ…分かった」


あたし達は監督を連れ、体育館を出た。
美紗子達は、あたしとマイが館内から出ていくまで、ずっと視線を外さなかった。