あたし達2人は、ごちゃごちゃ考えながら校内をブラブラしていた。

その時だった


「ちょとッ!ハル!!」
「ぇ…?」
「見てアレ…ッ」

急にマイが隠れたと思ったら、小さな声で話しだした。

「あそこ歩いてるの…
美紗達じゃ…」


マイが指さした先を見てみると、そこには…

「ほんまや…」

美紗子率いる男子バレー部一行が、辺りを見回しながら歩いていた。


「あの子等、練習もしないで何やって…

ッ!!!∑(◎×◎)」

「?
どうかした?ハル」

「ぅ,ううんッ!なんでも無いデスよッ!!」

「そう?」


今…
今、一瞬だったケド…
美紗と目が合った。