だいたい
何分くらい走っただろう。






おじいさんにもらった地図をたよりに、駅を探していた。









「ほら、見えてきた。
もうすぐだ。」
まるで、褒めるように
頭をぽんぽんと撫でられる。










て、アタシはガキかよ。









「あー!!
もう復活した。」
「…かわいくない女。」













そんな憎まれ口をいってるくせに、とっても柔らかく微笑んでいる。













不覚にも



ドキッ!!





と胸が高鳴った。