「じゃあね~亜結!」

「頑張って」


学校が終わって、放課後。急いで部活に向かった春香。
羨ましかった。

やっぱり諦められない部分が私の中にはあった。


「あれ?悠夜部活行かないの?」

「!…ぁあ?」

悠夜の様子がおかしく見えた。

「何?らしくない…」

「いや…」

「あ!春香が先に行ったから怒ってんの?」

あはは、と笑う私に「なわけねーだろ」と、ため息をついた。

「じゃあ何よ?」