「理由は、どうあれ捨てたのは母親だろ?母親が悪い。お前は悪くないだろ?」 私は首を横に振った。 違っ…違うの… 私のせいでお母さんの人生が… 「お前は悪くねぇから」 私は瑠架に抱きしめられながら、目を閉じた。 「全部、話せよ…?」 瑠架の言葉で 私は目を開けた。