「誕生日…」 「えっ…」 「私の誕生日は、いつ?」 「一緒に置いてあった紙は名前と誕生月しか読みとれなくて…」 泣いていて上手く喋れない私の代わりに実宇ママが喋ってくれた。 「あなたの…亜結は誕生日は、 12月15日よっ…」