「私は後悔してない…。

雅を助けた事。」


震えた声だったけど。ちゃんと言えた。


「走れなくなったけど…

少なくとも、あの大会に雅は出場した。それだけで良い。

今、やってなくても私には関係ないよ。」


「は?自分犠牲にしてまで助けたのに、雅は陸上やってないんだよ!?ムカつかない訳?」

未来もムキになってた。