振り返って腕を組ながら、未来は言葉を続けた。


「だから、亜結が庇って階段落ちるより雅が落ちた方が良かったんじゃない?庇う意味な「いい加減にしてよ!!!」


私は未来の言葉を遮った。

周りが見てたけど、今はそんなん関係ない。

今ここにいる陸上部のみんなだって、薄々気付いてたと思うし。

「何よ?」

私を睨みながら言う未来。