「肩にかけるから大丈夫」

そう言って私はカバンを受け取った。

「腹減ったから飯食おうぜ?」

「うん」


私たちは自転車に二人乗りしてファミレスに向かった。


「あ、危ない危ない!!」

「うるせぇ」

「スピードスピード!!」

「あー?」

「転けたらどーすんの?」

「転けねーから」

なんて余裕で言葉を返す瑠架…

転ける転けないの問題じゃないって!!