「私は今も陸上やってる春香が好きだよ?だって私のせいで陸上辞めるなんて、もったいない」

「そんなん綺麗事だよ!」

「違う。私が走れないからこそ春香には走ってほしい。そう思う」

私は自分の維持を先輩に伝えた。

「どーして、そんなに強いのよ…?」

先輩は悲しそうな目をして力なく私に言った。