ベンチに座る瑠架…

私もベンチに腰をかけた。



「あのさ」

「何?」

「前にさ陸上から逃げたって言ったよな?」

「…」

「逃げたんじゃないんだろ?本当は」


瑠架の視線が私を捕らえる。


瑠架なら…分かってくれるかもしれない…。

私の過去。