「ゴール!!」

そう言った瑠架は止まった。


ハァハァハァ…

「…」

「大丈夫か?」

私の顔を覗きこむ瑠架…

だ、大丈夫なわけないだろ!!何年、走ってないと思ってんだよ!!

苦しい…てか疲れた。


とりあえず部室の前まで行かなきゃ…かばん、あそこだし…


私は繋いでた手を解いて歩こうとした。

でも…



ズキン!!!


「いっ…痛!!」

左足に激痛が走った。