私は春香を抱きしめた。 「確かに逃げたのかもね…」 悠夜の顔を見ずに言う。 「相談くらいして欲しかったよ。幼なじみだし…」 そう言い残して私と春香は、その場を離れた。 人は一人じゃ生きていけない…って誰かが言ってた。人は支えあってこそ生きる事が出来るんだって…