「本当に逃げたと思ってんの!?」


!!!


言ったのは私じゃないよ?
じゃあ誰?


「春香…」


後ろには春香が立っていた。


「亜結は走るのが好きで好きで…。毎日リハビリして…でも治んなくて…1番苦しんだのは亜結なのに!!これ以上、亜結を苦しめたら私が許さない!いくら悠でも!!」


そう言いながらその場に泣き崩れた春香…。