家に帰りバイトの時間まで、また少し休んで

ホストに変装してバイトに向かった



「おはようございます」


先輩ホストに挨拶を済ませ、店内の掃除をする



「おい!カズキ、ちょっと来い」

「……はい」


「今日から入る新人だ、お前が面倒見てやれ」

「………新人っすか」

そう紹介された新人ホストは背が高くて

健康的な肌に埋まる大きな少しつり上がった瞳


さりげなく空いたピアスとゴツめの指輪

何より、明るいハニーブラウンのサラサラの髪


そう、その人は私が憧れてやまない



早瀬 廉士だった