バイトの時間になり私は準備をして出勤した


恐る恐る店のドアを開けると・・・



『ホッ。誰もいない』

「いるよ。」

誰もいないと思ったらトイレから早瀬君が出てきた


『…………』

「なんだよ。学校休んだ癖にバイトは来るのかよ」

私は声が出なかった
心臓は死んじゃうんじゃないかってくらい速くて身体中に緊張が走っていた


「だんまりか…なんも話すことはないんだな」


『………あるよ』


やっと振り絞って出した言葉


『お店終わったら、家に来てくれる?』

「あぁ、わかった」

正直、こうやって話をしてくれるとは思ってなかったから泣きそうな位ホッとした