学校祭も中盤に差し掛かり、ホストクラブに扮した我がクラスも忙しさのピークを迎えていた


早瀬君はやっぱりメチャクチャ人気があって廊下には早瀬君目的の女の子達が行列を作っていた


「ねぇ、ここ男も入れるの?」


その聞き慣れた声に反応して振り向くとなんとそこにはシュウヤが立っていた


しかも学生服で!


シュウヤって高校生だったんだ


てゆうか、早瀬君が見つかったらヤバいじゃん

一応社会人で通してるのにっ!


私がまごまごしているとシュウヤの方から話しかけてきた


「…男は入れないの?って聞いてるんだけど!」


「あ、えっとですね」
「君さぁ……」


そう言って顔を私に近づけてきた


私がドキドキしているといきなりグイッと私の手を引っ張って人気の少ない所まで連れていった