「……橘、今の言葉本気か?」
私より15センチ背の高い早瀬君が私の目線まで腰を落とし目線を合わせて言った
私は恥ずかしくて俯きながら頷いた
「花月…こっち見ろよ、ちゃんと目見て言いたいんだ」
そう言われて私はゆっくり顔を上げた
「恥ずいから一度しか言わねーぞ!俺はお前が……好きだ」
その言葉を聞いた瞬間、自然に涙が流れてきた
だって、初めてだったから
初めて恋が実ったから
初めて愛が生まれる瞬間を体験したから
初めての彼氏が貴方だったから
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