奈々子と会ったのは
ドラマの共演だった。

俺は主役で違う女優と熱烈な恋に
落ちる話で

奈々子は友達の役だった。


どちらかといえば
バラエティーやリポーターなど
明るくハキハキとしたモノをいう
元気な女性だった。


ドラマはヒットして
俺の人気はまた一人歩きしていった。



いつも周りに人がいて
寂しいと思う暇をつくらなかった。

久しぶりに奈々子に会った時

「無理して笑うな~
自分を見失って辛くなるよ。」


そう言って俺の肩をたたいた。
年上の奈々子は
それから俺の大事な癒しの場所になり


プロポーズをした。



そして理輝が生まれる・・・・

奈々子は俺によく似てて
とても愛おしいと言ってくれた。



幸せな毎日だった。