二人の話声に

春妃という人間のすごさが
伝わってきた。



理輝との間にどんなことが
あったのかは
わからないけど


理輝が春妃を愛していたのは
確かなことだった。


その時

「三田さんとは・・・・
本当だったんでしょうか?
俺は、ただの父親の友人で
信頼しているおじさんとしか
見えてなかったから・・・・・
週刊誌は春妃という
美しいものと
三田 宏というカリスマを壊そうと
攻撃しているとしか思えない。」



「さぁ・・・な・・・。
三田さんは、何も語らないし
春妃はもう語らない……」


重い沈黙が続く・・・・・



「行くか~
千田 春妃 をここで静かに
眠らせてやろう・・・・。
あとは、お別れ会を成功させて
俺らのHARUHIとの仕事は終わりだな。」

坂本の冷たい声は
私にもわかった・・・・・・。