秘密の場所で私はおお泣きした。


「バカ、バカ!!
一人でうかれてバカみたい!!
もう!!嫌い、自分が大嫌い!!」



ベンチに突っ伏して
誰にも遠慮せずに泣いた。



泣き疲れて
大きなため息が出た。


「スッキリした・・・・・」
それからのことは
これから考えりゃいいよね・・・

理輝のこと・・・・
忘れられる日がきっと来る


いやもう明日には忘れたい・・・・



そう思いながら街の風景を見つめていた。



誰かの話す声が聞こえてきた。



 ここで人を見るの初めてだ…


私は耳をすませた。