「知ってんで。辻村くんやろ?」






由姫がサラッと言った。







「なんで知ってるの?!」






「いや、顔に出てるから。」





志歩が呆れたように言った。











「ってことは志歩も…?」





「うん!」








満面の笑みで頷かれた。