咲樹side 夏休みも終わり、新学期が始まった。 そんな日、私はウキウキだった。 「――っ…」 「咲樹!」 「はい!?」 由姫に大声で呼ばれて ハッとした。 「何ぼーっとしてんの?」 由姫が呆れたように言った。 「いや…なんでもないよ。」 …本当はありました。