「ねぇ、由姫。」 「ん?」 「さっきの人、私たちと同じ学校の人だよ?」 「へぇ~。そうなんや」 由姫の顔色は、何一つ変わらない。 「いや、そうなんや、じゃなくて、あの人大和先輩っていうんだけど、この辺りじゃ喧嘩はだれにも負けないって噂で…」 「喧嘩が強い?!んなこと嘘やって。あんなに弱っちいのに。」 由姫はほんとに知らないみたいだ。 「多分由姫が強すぎるのでは…?」 明日学校でなんかありそう…