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『キーンコーンカーンコーン』


「ではこれでSHRを終わります。」


先生の言葉でみんなは部活の支度をする。



うちは急いで体操服に着替え、志歩たちのもとへ向かった。








「よっ!」



うちは志歩と咲樹に元気よく挨拶した。



「あぁ、由姫。はやいね。」


「だってはやくやりたいんやもん!」




「由姫は相変わらずバスケばかだね。」


「ばかちゃうし!」



「あははっ」


うちと志歩で話してたら、咲樹が寂しそうにしていた。



「どうしたん?咲樹。」


「いーよねっ二人はバスケ部で」



なるほど。咲樹は一人だけテニ部だから寂しいのか。